東京大学物理1994年第1問の解説をアップしました。

みなさんこんばんは、大魚です。

東京大学1994年物理第1問の解説をアップしました。こちらをクリックしてください。動摩擦力を加味した、傾いたベルト上でのバネによる単振動の問題です。

  • 基礎問題でよく見る右上がりの台ではなく、左上がりの台になっています。そうするとmgsinθとmgcosθが入れ替わり、若干正答率が落ちます。出題者はそこも加味して難易度設定をしていると思われます。
  • Ⅰでは重力と抗力と動摩擦力とがつり合って、物体は静止しています。
  • Ⅱでは、「動摩擦力は物体の相対運動を妨げる向きにはたらく」ことに注意。間違うと答えがゼロになってしまいます(気づくかな?)。
  • Ⅳでは、物体は上向きに半周期ほど単振動をします(その後は出題に関係ありません)。単振動のエネルギー保存則を使わないと、事実上解けないと思います。
  • この問題が難しいと思われるようでしたら、前のステップとして、たとえば重要問題集のP.38問52(北大)、リードα物理・物理基礎のP.89問158(出典不明)をやってから手をつけるとよいかもしれません。

ではまた!