計算力をアップするには

みなさんこんにちは(こんばんは)、大魚です。

計算力が足りなくて困っていることはありませんか、いやごく一部の人をのぞいて、ほとんどの人がそう感じていらっしゃることでしょう。
大丈夫です。計算力は上がります。私もどちらかというとアイデアのような話が好きで、研究室に入るまでは計算は得意な方ではありませんでした。そこで式変形のプロにいろいろ教わることになるわけですが。

まず、計算用紙は十分に確保すること。残りスペースが気になっているようでしたら、それだけ自分の脳の一時記憶領域も圧迫されているという感じがします。

そして、「暗算」と「紙を使った式変形」の役割分担を自分の中で確立させること。スタイルを確立するともいうのでしょうか。自分はどこまで暗算でできるのか、いま解いている問題はどのくらいの計算量なのか。敵を知り、自分を知れば百戦百勝です。なお、暗算力は成長とともに変わっていく気がします。

あとは細かい注意点を重ねていくことでしょうか。たとえば

青チャート数IのP.82にもありますが「条件を扱うときにコンマを乱用しない」ようにしましょう。例えば「x<0, y>0」と書くと「,」の意味が「かつ」なのか「または」なのか紛らわしくなってしまい、長大な問題で自分の手に負えなくなるどころか、採点者にも悪い印象になります。「x<0 かつ y>0」と書きましょう。

こういう話は、対数不等式の問題で真数条件と与式を連立させるときや、軌跡と領域の問題で遭遇しやすいですね。是非!

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